カメムシが大量発生すると寒くなる、という話が話題になってきましたね!
今年2023年は全国的にカメムシが大量発生しているので、本当に寒くなるのかとても気になりますね!
そこで今回は、カメムシ大量発生すると本当に寒くなるのか、噂の真相と大雪対策の必要性、またエルニーニョ現象・ラニーニャ現象との関係を調べてみました。
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Contents
カメムシ大量発生すると寒くなるのは本当?
カメムシ大量発生して困ってる!というのはわたしも同じです。
そうしましたら、カメムシ大量発生すると寒くなる、という話をSNSでよく目にするようになりました。
調べてみると、東北や信越地方、岡山県、鳥取県でよく言われているようです。
それならば!と、この「噂」の真相に迫ってみようと調べてみました。
その結果、
【カメムシの大量発生と冬の寒さの関係は、科学的には立証されていない】
ようです。
約30年も前にさかのぼりますが、カメムシが大量発生したとされる1995年の次の冬には、例年より寒く、降雪量も多かった記録がありました。
その次にカメムシが大量発生したとされる2009年の次の冬には、反対に例年より降雪量は圧倒的に少なかったのです。
カメムシは温かい環境を好み、寒くなると活動を停止して越冬する虫です。
猛暑と多湿の夏だった2023年は、カメムシ大量発生の環境・条件が整っていたのは間違いないと言えます。
ですがそのまま、カメムシが大量発生すると寒くなる、とも言い切れなさそうです!
そのため、例年以上にカメムシが目に付く状況が収まるころには、季節が進んで寒くなっている、というサイクルから発生した言い伝え、と考えられそうですね!
この言い伝えが、おばあちゃんの知恵袋的な話みたいになって、みなさんに広く知れわたったのではないでしょうか?
カメムシ大量発生したら大雪対策今から必要?
寒さと同じように、カメムシが大量発生したら大雪が降るかどうかについても、科学的な立証はされていないようです。
知恵袋的なお話しが拡大解釈につながって、寒くなる↔大雪になる、と広まっていったのではないでしょうか?
カメムシが大量発生して、大雪になったこともあれば、少なかったこともありました。
そのため言い伝えとしては説得力が弱そうです。
ただ、カメムシが大量発生すると寒くなる、という言い伝えが東北地方、信越地方などでよく知られているところとなにか関連がありそうではありますね!
とりあえず、すぐに車のタイヤ対策とか、雪下ろし対策などの大雪対策については、あわてる必要はなさそうです。
カメムシ大量発生とエルニーニョ現象は関係あるの?
ところで、2023年夏は猛暑だったこともあり、わたしはエルニーニョ現象やラニーニャ現象がカメムシ大量発生や、大量発生すると寒くなるという言い伝えと関連がないのか気になったので、調べてみました!
エルニーニョ現象もラニーニャ現象も、昨今の異常気象の原因の一つとされています。
エルニーニョ現象とは
太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より高くなる現象です。
参照:気象庁HP
エルニーニョ現象が発生すると、日本の夏の平均気温は低く、冬の平均気温は高めになる傾向があるそうです。
ラニーニャ現象とは
太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より低い状態が続く現象です。
参照:気象庁HP
ラニーニャ現象が発生すると、日本の夏の平均気温は高く、冬の平均気温は低めになる傾向があるそうです。
エルニーニョと海域は同じながら、平均水温が逆転するんですね!
2023年はラニーニャ現象なのか?
それからしたら、今年の日本の夏は猛暑だったことから、ラニーニャ現象が起こっているのか?
それならカメムシが大量発生したら、寒くなるという説も説明がつきそうだ!と思いました。
さっそく気象庁HPを調べてみますと、
・春からエルニーニョ現象が続いている。
・今後、冬の半ばにかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い(90%)。
令和5年9月11日付け
参照:気象庁HP
と、現在はエルニーニョ現象中となっておりました!
海洋現象的には、「日本の夏の平均気温は低く、冬の平均気温は高めになる傾向」の真っ最中、と読み取りました。
すっかり読みがはずれてしまいました。
これからしても、カメムシが大量発生したら、寒くなるというのは説明ができなかったです。
まとめ
カメムシ大量発生すると寒くなるのは本当かどうかについては、科学的な立証はされていない。
大雪がふるかどうかについても、科学的な立証はされていない。
そもそも寒さのきびしい地方で、言い伝え的に語られているお話しと考えられる。
エルニーニョやラニーニャといった海洋現象とも、カメムシの大量発生と気候の傾向は一致しなかった。